高齢者向けコメディ映画7選!【洋画編】

高齢者向けのコメディ映画には、どんなものがあるでしょうか。

高齢者は人生経験も豊富ですし、文化・芸術を見る目も養われています。

とはいえコメディや見ていて楽しい映画は、高齢者向けのものではなくても、

元気をもらえたり前向きな気分になれて、その日はずっといい気持ちで過ごせます。

高齢者ならずとも楽しめる、コメディや心が和む洋画7作品をご紹介します。

1.夜が明けるまで

シニアのラブストーリー。

家が隣同士、お互いパートナーに先立たれた男女の、静かな愛の物語。

ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダの共演です。

二人はこの時、70代?80代?

往年のスターが、年老いても素敵な仕事をしていて、とても好感を持てまし、

味わいのあるいい演技で、素晴らしいです。


アメリカの山の風景もとても美しく、心が癒されます。

監督は「めぐり遭わせのお弁当」のインド人、リテーシュ・バトラ

2017年製作/103分

2.カルテット!人生のオペラハウス

イギリスの元音楽家のための老人ホームを舞台にしたコメディドラマ。

若かりし頃は互いにライバルだったり恋仲だった4人の元音楽家が、ホームの資金難を救うためコンサートを開く。

元音楽家のための老人ホームだからか、それともイギリスのお屋敷を使っているためなのか、とても美しいホームで、老人達も音楽を奏でている様子が微笑ましい。

とにかく映像が美しいですね。そしてイギリスの風景や、随所に流れる心地よいクラシックの名曲。

演技派ぞろいの俳優陣も素敵です。

ドラマの内容は、若かかりし頃のアーティストならではのライバル心や恋愛関係のいざこざを引きづりつつも

互いに思いやったり、許しあい、最後にそろってコンサートを開くという、コメディタッチの映画です。

シニアでなくても、クラシック好き、イギリス好きな方なら、さらに大満足できて、いい映画だったなぁーと思っていただけますよ!

ダスティン・ホフマンの初監督作品。

出演:マギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー等

公開:2012年

3.黄昏(1981)

名優ヘンリー・フォンダと実娘ジェーン・フォンダが父娘役で共演し、老夫婦とその娘が織りなす心の交流を描いたヒューマンドラマ。

こちらも家族の絆を描いた、でもそれほど深刻ぶってなくて会話もとても印象的で楽しい、秀逸な映画です。

あらすじは、引退した大学教授ノーマンと妻エセルは夏季休暇を過ごすため、ニューイングランドの湖畔の別荘にやって来る。

ノーマンの80歳の誕生日、長年疎遠になっていた一人娘チェルシーが、婚約者と彼の息子ビリーを連れて訪ねてきた。

偏屈なノーマンは彼らに冷たく接し、チェルシーはそんな父親にいら立ちを隠しきれない。

チェルシーと婚約者はヨーロッパ旅行へと出かけるため老夫婦がその間、ビリーを預かることになる。

老夫婦とビリーの3人の、突然の共同生活が見もの。

脚本が良く、それぞれの役者も際立っていて老人と若者の交流から、父娘の絆を再び取り戻そうとする姿を描く、心温まる映画です。

老夫婦をヘンリー・フォンダとキャサリン・ヘプバーンが演じ、1982年・第54回アカデミー賞でそれぞれ主演男優賞と主演女優賞を受賞しています。

マーク・ライデル監督

1981年製作/110分/アメリカ

4.クーパー家の晩餐会

アメリカのコメディ映画。

40年連れ添った夫婦が、クリスマスに家族を集めて発表する予定は、なんと離婚宣言だった!

しかも集まる家族もそれぞれに悩みや問題をかかえていて、クリスマスに家族と会うのがしんどい、という気持ちもありながらも家に集うのだった。

夫婦を中心に、それぞれ独立した子供たちや、まだ元気なおじいさんや孫たちも勢ぞろい。

コメディですが、深い内容もにじませながら、しんみりしたり、じーんとする場面もある

笑いあり、涙あり、そして愛にあふれるとっても元気になれる映画です!

監督:ジェシー・ネルソン

出演はダイアン・キートン、マリサ・トメイ、アラン・アーキン、ジョン・グッドマンなど。

公開:2015年

5.マイ・インターン

ニューヨーク、若くしてファッション業界で活躍しているアン・ハサウェイ演じる女性経営者ジュールスの会社に、

シニア雇用で入社したロバート・デ・ニーロ演じる70歳のベンが現れる。

ベンは長年勤めた会社を引退した男やもめ。

退屈な引退生活を脱すべく、シニア再雇用に挑戦。

始めは40歳も年上のベンの扱いを避けたがっていたジュールスだが、次第にベンの熱心な仕事ぶりや的確なアドバイスを受け入れるようになる。

だが、会社の経営と、プライベートの問題が浮上したジュールス、さて・・・。

仕事は人生の大半を占める出来事です。そこで苦悩があったり挑戦があったりして成長していきますよね。

だから仕事に頑張る姿は女性だろうが若者だろうが、シニアだろうが関係ないのです。

一生懸命な姿が共感と感動を呼びますよね。

仕事に打ち込む若い女性代表のアン・ハサウェイと、

シニアなロバート・デ・ニーロを堪能できますよ!

監督: ナンシー・マイヤーズ 

製作:2015年

6.イン・ハー・シューズ

弁護士の姉と定職につけない妹が、それぞれ試行錯誤しながら自分の幸せを探していく過程で

お互いの、家族の絆に気づいていくハートフルコメディ。

メインストーリーの流れは、ラブストーリーもからめた若い姉妹の物語なんですが、

後半から出てくるシャーリー・マクレーンが演じる姉妹のおばあちゃんと、

彼女が住む老人ホームの人々もすごく存在感があり、主役級の輝きをみせています。

脚本がいいですよね、会話が生き生きしてますし、楽しくて心が豊かになるステキな映画です。

出演:キャメロン・ディアス,トニ・コレット,シャーリー・マクレーン

監督:カーティス・ハンソン

公開日:2005年11月

7.ナイアド その決意は海を越える

アメリカ南端からフロリダ海峡を渡ってメキシコまで泳いで渡るという偉業を成し遂げたスイマーの実話を映画化。

その人の名は、ナイアド。64歳ですよ、それも女性。

世界にはすごいシニアがいるものですね。

これだけでも見る気満々になりましたが、なんと出演者が豪華!

主演はアカデミー賞受賞したアネット・ベニング、コーチ役にはジュディー・フォスターと、これまた観たい気持ちがはやります。


あらすじは、元マラソンスイマーだったナイアドが引退後30年過ぎて60歳になり、

どうしても叶えたかった夢である、フロリダ海峡を泳いで渡るという世界で果たされていない偉業に挑戦すること。

若い時ですら大変な挑戦ですがどうしても夢をかなえたいと決意し、実行に移します。

フロリダ海峡にはサメも多く、海流も激しいため泳いで渡るのは不可能と言われていました。

しかも彼女は60を超えている。

それでもナイアドは、元コーチであり親友でもあるボニーに、この挑戦のコーチを依頼するのでした。

演者がすごいですね、撮影も大変だったんではないかと推察いたします。

とっても前向きな映画で、勇気と元気をもらえます!

監督:エリザベス・チャイ・バサルヘリィ&ジミー・チン

2023年製作/121分

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